ある土曜の夜、電話が鳴った。妹分のたまちゃんからです。
「あのさあ、家に帰ってきて、晩ご飯食べたのね」 それは、良かったね。
「サバを焼いたの」 おやサバかい、美味しそうじゃないの、私も好物よ。
「そしたらね、骨がのどに刺さって、取れなくなっちゃって、ぐすん」 あらま、それは大変だわ。
「トイレでゲーゲーしたら血が出てきて、ぐすんぐすん。どうすればいいのぉ〜!」 えーっ!うっそお!
たまちゃんは、鼻をぐずらせて泣きべそ状態です。
すでに病院の診療時間は過ぎているし、とりあえず「119番」へ。
救急で診てくれる病院を教えてもらい、すっとんでいきましたさ。
もちろん、たまちゃんが自分で運転して。
迎えてくれたのは、比較的若いドクターでしたな。
内視鏡をセットしたドクターが気合いの入った声で、「さあ、みんなで骨を探すよ!」
「なに、みんなでだと?」
「魚の骨は皆さん病院に来れば簡単に抜いてもらえると思っているけど、意外と難しいんだよ。まず何処にあるか見つけなきゃならない」
ほお、そうなんだ。
でも、目に涙をためて、大口開けているたまちゃんには悪いけど、
内視鏡でのどの奥をのぞくのはちょっと興味深い。
顔がおもわずほころびそうになって、たまちゃんをチラ見したら、
天井を凝視していた。
ドクターの頭の上から、看護師と私も内視鏡の画面を食い入るようにのぞきこむ。
「ないねぇ」「ありませんねぇ」「もっと奥かな」
「ここ腫れているなあ」「どうしたんでしょう?」
「あっ」「えっ?」「違うか」
「なんだよ〜」(とは言わなかった)
結局、骨は見つからず、取れたのだろうということになり、
まだのどに痛みが残るたまちゃんは心が晴れないまま
なんとなーく家路に着いたのであります。
みなさんも、サバの骨にはお気をつけあそばせ。
「あのさあ、家に帰ってきて、晩ご飯食べたのね」 それは、良かったね。
「サバを焼いたの」 おやサバかい、美味しそうじゃないの、私も好物よ。
「そしたらね、骨がのどに刺さって、取れなくなっちゃって、ぐすん」 あらま、それは大変だわ。
「トイレでゲーゲーしたら血が出てきて、ぐすんぐすん。どうすればいいのぉ〜!」 えーっ!うっそお!
たまちゃんは、鼻をぐずらせて泣きべそ状態です。
すでに病院の診療時間は過ぎているし、とりあえず「119番」へ。
救急で診てくれる病院を教えてもらい、すっとんでいきましたさ。
もちろん、たまちゃんが自分で運転して。
迎えてくれたのは、比較的若いドクターでしたな。
内視鏡をセットしたドクターが気合いの入った声で、「さあ、みんなで骨を探すよ!」
「なに、みんなでだと?」
「魚の骨は皆さん病院に来れば簡単に抜いてもらえると思っているけど、意外と難しいんだよ。まず何処にあるか見つけなきゃならない」
ほお、そうなんだ。
でも、目に涙をためて、大口開けているたまちゃんには悪いけど、
内視鏡でのどの奥をのぞくのはちょっと興味深い。
顔がおもわずほころびそうになって、たまちゃんをチラ見したら、
天井を凝視していた。
ドクターの頭の上から、看護師と私も内視鏡の画面を食い入るようにのぞきこむ。
「ないねぇ」「ありませんねぇ」「もっと奥かな」
「ここ腫れているなあ」「どうしたんでしょう?」
「あっ」「えっ?」「違うか」
「なんだよ〜」(とは言わなかった)
結局、骨は見つからず、取れたのだろうということになり、
まだのどに痛みが残るたまちゃんは心が晴れないまま
なんとなーく家路に着いたのであります。
みなさんも、サバの骨にはお気をつけあそばせ。
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